どのような症状が出たらPC修理が必要か

PCのパーツは多岐にわたるため、普段使用している中で異常を察知して、故障かなと思っても原因を絞り込むのは、熟練の知識を持ったユーザーであったとしても、困難を極めます。もしも、市販品のパッケージとして販売されている1台のPCを購入し、その後一切のハードウェアの増設や換装も、ソフトウェアの追加のインストールも行っていないのであれば、メーカーのサービスマンであれば、状態を把握するのは、比較的簡単です。 しかし、多くのケースでは、ユーザー独自のカスタマイズが加わっているため、即座に状況を判断するのは不可能と言えます。適切なPC修理を行うためには、一定条件で同じ症状が出る再現性を徹底的に調べてから、原因をピンポイントで絞り込むのが、問題解決の近道です。

各種ツールを利用して原因を絞り込む

PCには、ツールを利用することで、ハードウェアに異常があれば、アラートを発したり、数値で表されるソフトウェアが存在しています。多くのツールは無料であるため、可能であれば定期的に起動して、日頃から状態をチェックし、早い段階で異常を察知できるようにしておきたいものです。 各種チップの温度は、計測できるツールを常駐させて、常にチェックしておきたい要素のひとつです。負荷のかかる作業をしていないのにもかかわらず、異常な値を示した場合は、冷却システムの故障か、チップの劣化が考えられます。冷却ファンの交換で済めば簡単ですが、それでも改善されなかった場合は、チップそのものが損傷している可能性があります。 PC修理の中でも、わかりやすく数値で知ることが可能なのが、メインメモリーと、HDDなどのストレージのエラーチェックです。これらは、OSに標準装備されているツールの他に、フリーウェアでより詳細にチェックできるツールもあります。同じ条件でテストを何度か繰り返し、同じ箇所でエラーが再現されることがあれば、それが原因であることが絞り込めるため、交換時期の判断ができます。

定期的にケースを開けて目視による点検を

PCは、一度稼動を始めると、なかなかメンテナンスが疎かになってしまいがちですが、定期的にケースを開けて、中をチェックしたいところです。ネジを取り外してからサイドパネルを開け、各種パーツを目視で点検して行きます。 コネクターはしっかり繋がっているか、焦げたように変色した様子は無いか、埃が極度に付着していれば、放熱の妨げとなるため、綺麗に取り除きます。特に、点検の際に詳しく確認しておきたいのは、コンデンサの様子です。 PC修理で最も多いのは、突然の電源断や、画面が映らなくなる症状で、その原因のほとんどは、グラフィックカード、マザーボード、電源ユニットのコンデンサの劣化が原因です。目視で確認して、液漏れが発生しているようであれば、もちろん致命的な損傷で即座にパーツの交換が必要になりますが、膨張していることがあれば、劣化のサインなので、早めの交換をおすすめします。